◎ EMC とは 【ElectroMagnetic Compatibility:イーエムシー:電磁両立性・電磁環境両立性】
    電気機器が 動作することによって他の機器の動作を阻害したり 人体に影響を与える一定レベル以上の
    干渉源となる電磁妨害(EM I:Electro Magnetic Interference)を与えず、かつその電磁場において 
    満足に機能する装置の能力を言う
 ◎ 『アースモニター110  』における EMC 対策 
     絶縁トランスは1次側と2次側が絶縁されて 電磁結合で電力エネルギーを渡してくれる。この特性により低周波のコモンモードノイズ・誘導雷性ノイズ・静電気性ノイズ等を防御プロテクトしてくれる。『アースモニター110』で採用している密閉型、基板実装、一次側 AC115/230Vトランスは高性能な完全密閉型基板実装トロイダルトランス。AC115V、50/60Hzの一次巻線を2つ持ち、それらを直列に接続してAC230Vで使用したり、並列に接続してAC115Vで使用できます。スペースが最優先される場所や、低レベル のノイズ及び輻射電磁波干渉が求められる用途に最適ですとトランスメーカー側は言うのだが。しかしながら部品からかなりの輻射電磁波が出ているので 電磁防御・消磁用の電磁防御消磁カバー(通称:鉄兜)を被せることにより 格段の減ノイズ対策を実現しています。
   フェライトビーズインダクタを使用してローパス型EM I を作成しています。直流を含む低周波電源と高周波のノイズ成分とを分離し 電源は通過させ高周波のノイズを除去するものです。ローパス型EM I フィルタには 2端子コンデンサ型、3端子コンデンサ型、貫通コンデンサ型、巻線コイル型、1素子ビーズインダクタ型、 2素子ビーズインダクタ+C型、3素子ビーズインダクタ+C T型フィルタ、3素子ビーズインダクタ+C π型フィルタ、変形ダブルL型等がある。コンデンサ単体またはインダクタ単体では、周波数が1桁増加する毎に挿入損失(インサーションロス)が20dbずつ増加する。コンデンサ1素子とインダクタ2素子構成のL型のローパスフィルタでは40dbずつ増加する特性になる。さらにT型やπ型フィルタでは 周波数が1桁増加する毎に挿入損失(インサーションロス)が60dbずつ増加する。『アースモニター110』では T型+π型フィルタ採用し 1MHz時-60db 10~100MHz時-100dbのノイズ除去を目指しています。
   DC-DCコンバータの機能は電圧正規化機能と もう一方重要なのは電源・グランドを絶縁してくれるので コモンモードノイズ・ノーマルモードノイズをアナログ回路部とデジタル回路部とで完全に遮断してくれます
 コモンモード(CommonMode)ノイズを減衰、或いはバイパスさせる対策としてコモンモードチョーク対策・フェライトリングコア対策・バイパスコンデンサ対策・チョークコイル対策 等があります。が 比較的低コストで 電流信号を正しく伝送させるには『信号は伝達するが 電気的には絶縁されているアイソレーションデバイス』を用いると 入力から出力方向への一方向性でアイソレーションがとても良く さらに 低歪率で 伝達してくれます。二つのグランドは分離されているため共通インピーダンスの影響や、グラウンド・ループの影響も防ぐことができます。コモンモード信号を“断ち切る” フォトカプラを使った“光絶縁アンプ”を作成しています。『アースモニター110』で使用しているAvago社リニア・フォトカプラHCNRは フォト・LEDに流れる微少電流 10μA~50μAを 『I-V変換』し 絶縁抵抗電流に比例した電圧出力を得ています。 一方の電圧信号は 東芝製フォトカプラTLPを使ってコモンモードノイズ対策をしている。電圧変動信号は光信号に変換され、2次側に伝達されるが、1次側と2次側は電気的に絶縁されているので、コモンモードノイズはアイソレーションできる。フォトカプラにはわずかな浮遊容量が存在するので 特に立上りが遅くなるためスピードUP対策も併せて行っている。 
 適切な容量のデカップリングコンデンサ(de coupling capacity)を用いて、IC回路負荷が急激に変化した時 そのデカップリングコンデンサから電流を一時的に補給したり吸収したりしてノイズの発生を抑える対策。ノイズを作ってから対策をするのではなく 電源でノイズを作らない電源電圧を安定するのが基板設計。デカップリングコンデンサによるIC電源ノイズ発生対策とは 負荷ICの近くにデカップリングコンデンサを置き 間歇電流が変化する瞬間はこのコンデンサからICに電源を供給し、残留インダクタンスがある配線パターンやケーブルで発生するノイズの発生を抑制する方法です。バイパスコンデンサ(パスコン)(by pass capacity)は よく  デカップリングコンデンサと誤って混同し 同意に使われます。通常基板は安価に作るためセラミックコンデンサ104(0.1μF)で済ましますが 計測器ですので積層セラミックコンデンサ475(4.7μF)を使用しています。
 ・グランドの強化がノイズ対策に有効・ グランドは有効信号の帰路であると同時に ノイズにたいしても帰路として働いているためグランドのインピーダンスが大きいと ノイズ電流によりグランド内に電位差が発生し グランドがアンテナになりノイズを空間に輻射する。“グランドを強化する”との意味は このグランド導体の各ポイント間のインピーダンスを小さくする事。グランドを強化する最も簡単で且つ安価にできる方法は グランドパターンの幅を太く・長さを短くすること。さらにグランドパターン間にショートバーを入れノイズの電流の方向を分散させると効果がある。ショートバーは高周波においてトランスミッション線路のキャパシタとインダクタとのLPFとして動作してくれるので 高周波減衰に効果が高い。
    440、220、100 Volt 切替ディップ スウィッチ設定方法 ご案内
 ・切替ディップ スウィッチ 100Volt=全てOFF(下側)にします
 ・電源ON後 5秒間 『 100』と表示します
    基板の電圧仕様と合致しない場合 使用できる電圧値( 440)を
    ブリンク表示し 使用不可を知らせてくれます
 ・SW2=(M:Mode)  SW1=( R:Reset)
 ・切替ディップ スウィッチ
    220Volt=3番目のみ ON(上側)にします
 ・電源ON後 5秒間 『 220』と表示します

 ・切替ディップ スウィッチ
    440Volt=4番目のみ ON(上側)にします
 ・電源ON後 5秒間 『 440』と表示します
    基板の電圧仕様と合致しない場合 使用できる電圧値( 100)を
    ブリンク表示し 使用不可を知らせてくれます
 SW
 絶縁抵抗条件
 絶縁抵抗値表示内容
   0
 T5時点のアナログ値A5を表示(テスト調整モード)
 外部接続絶縁抵抗400K時
 R27を調整して  2975~2980値に設定
   1
 絶縁抵抗 < 0.1MΩ(100KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   2
 絶縁抵抗 < 0.2MΩ(200KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   3
 絶縁抵抗 < 0.3MΩ(300KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   4
 絶縁抵抗 < 0.4MΩ(400KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   5
 絶縁抵抗 < 0.5MΩ(500KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   6
 絶縁抵抗 < 0.6MΩ(600KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   7
 絶縁抵抗 < 0.7MΩ(700KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   8
 絶縁抵抗 < 0.8MΩ(800KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗値を どの値でも 表示します  (ご確認用)
   9
 絶縁抵抗 < 0.9MΩ(900KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   A
 絶縁抵抗 < 1.0MΩ(1000KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   B
 絶縁抵抗 < 1.5MΩ(1500KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.501 MΩの場合『 -I F - 』表示
   C
 絶縁抵抗 < 0.01MΩ(10KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   D
 絶縁抵抗 < 0.02MΩ(20KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   E
 絶縁抵抗 < 0.03MΩ(30KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
   F
 絶縁抵抗 < 0.05MΩ(50KΩ)時 アラーム
                  (LED点滅・B接点OFF)
 絶縁抵抗≧ 1.001 MΩの場合『 -I F - 』表示
 
    ◆『アースモニター110  』 の特徴 ご案内

    ◎アースモニター110は 電路の電線相互間に電圧をかけた状態・負荷装置を動作させた環境
        すなわち 活線状態で 電線とアース間の絶縁抵抗を 常時自動測定します

        通常の絶縁抵抗計(メガーとも呼ばれる)は 絶縁抵抗測定時 分電盤内の開閉器を開いて通電を切り
        電路の電線相互間および電線と大地(アース)間を測定します
    ◎活線状態で絶縁抵抗を測定できるアースモニター110では 
        絶縁抵抗の測定時毎に 負荷装置を停止させる必要が無くなります
    ◎電気機械器具が接続される毎に絶縁抵抗値は下がってゆきます
        また使用機器が古くなってくると絶縁の悪いものも多くなってきます
        定期的な絶縁抵抗測定方式では 重大事故を 未然防止することが困難な 状況となっています
        アースモニター110は 24時間常時 絶縁抵抗を監視し 異常時は リレー接点(ブザー等接続)で通報し
        現在の絶縁抵抗値を 赤色4桁7セグLEDでブリンクし 警報値として伝えてくれます
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 ◎ 『アースモニター110  』 :SWによる絶縁抵抗 しきい値切替 
                                (SW: A6A-16RS)    (緑色LED値表示:NKG141SP-B)